この作品は、A beautiful end. から派生して制作した作品である。

木が燃えるということは、木から炭へと素材の性質が変化したということである。私の経験上、悠々と生い茂る植物がある空間に置いて、火というものは存在しない。それは火が存在することによって生態系のバランスを破壊するからである。もしそうだと仮定するならば、火とはモノの終わりを生み出す存在である。

火が生み出した「終わり」が落ちる。その瞬間、どのような音がするだろうか。

2023年